地震 対策【一般社団法人 板硝子協会】

地震 対策


地震対策に興味のある方へ。防災安全合わせガラス」は一般社団法人 板硝子協会の会員であるAGC(株)、日本板硝子(株)、セントラル硝子プロダクツ(株)が製造する合わせガラスの共通呼称です。このページでは、防災安全合わせガラスについてご紹介をしております。地震対策に興味のある方も、当サイトをご参照下さい。

■大地震によるガラス等の被害

2016年4月に発生した熊本地震では、最大震度7を観測。本来は避難所となる益城町大型展示ホールは、前震で自宅住戸が損壊した被災者が避難していたが、本震でホール棟の窓ガラスが破損して落下、またメインエントランスの風除室に使用されていたガラスも破損し、出入り口として使えない状態でした。その他、建物自体も大きな被害を受けたため、避難者が建物内に入れないため、屋外駐車場に停めた車や、テントを張っての避難生活を余儀なくされていました。


■防災安全合わせガラスとは?

「防災安全合わせガラス」とは、2枚の板ガラスの間に合成樹脂の中間膜をはさみ、熱と圧力で圧着した合わせガラスで、その中間膜が60mil以上のものをいいます。2枚のガラスが強力に接着されているので、耐貫通性に優れ、万一破損しても破片がほとんど飛び散りません。このため、台風、地震、人体のガラス面への衝突事故に対して高い安全性を発揮し、被害を最小限に抑えることができます。また、防犯や防音性にも優れ、経年劣化もほとんどないのでメンテナンスも不要なガラスです。


<中間膜の厚み>

防災安全合わせガラス 60mil以上
安全合わせガラス 30mil以上 60mil未満
合わせガラス 30mil未満


■防災安全合わせガラスは万一の時、人や建物の被害を大幅に軽減します。

~台風、大地震、衝突事故の被害軽減~

・飛来物…モノが当たっても貫通しにくい
・人体衝突…ぶつかっても大ケガをしない
・家具衝突…ひびが入っても破片が散乱しない


地震 対策


■ガラスによって、安全性能は大きく異なります

建物に使用される窓ガラスにはさまざまな種類があり、設置場所に合わせた選択が必要です。災害や事故に対する高い安全性が求められる場所では、「防災安全合わせガラス」が優れた効果を発揮します。


<防災安全合わせガラス>

防災安全合わせガラスは割れにくく割れても破片が飛び散らない。(FL3+60mil+FL3)
中間膜厚60mil以上


<強化ガラス>
一般ガラスの3~5倍の強度をもつガラス。割れると破片が粒状になるため大きなケガを防ぐことができます。


<飛散防止フィルム貼りガラス>
一般のガラスに飛散防止用のフィルムを貼ったもの。経年劣化により透明性や飛散防止効果が低下するので定期的に貼り替えが必要です。


<網入板ガラス>
板ガラスに金網や金属線をはさみこんだもので、割れても破片が飛び散りにくいのが特長です。「防火ガラス」とも呼ばれ、火災でガラスが破損しても、破片を金網が支えることで、火災の延焼を防ぐ効果があります。


<板ガラス>
一般的な、板状ガラスのことです。


■防災安全合わせガラスの選び方

<地震の被害を軽減するガラス>

地震による窓ガラスの破損は、揺れによって窓枠が歪み、その変形にガラスが追随できなくなって割れてしまう場合と、家具などの衝突による破損の2種類があります。こうしたガラスの破損は、設計時にガラスと窓枠の隙間(エッジクリアランス)を適正に確保することや、家具をしっかりと固定しておくことで防止できますが、想定を超えた揺れの場合は、破損の恐れがあります。窓ガラスが割れると、鋭利な破片による二次被害が懸念されるため、地震の被害を軽減するには、割れても破片の飛び散らない「防災安全合わせガラス」が有効です。


■このような方は防災安全合わせガラスをご覧ください

・家庭の地震対策や防災、災害対策、地震対策のガラスのフィルムに興味のある方
・賃貸物件や家のガラスの地震対策や、火災対策、地震対策のグッズ。取り組み、方法などに興味のある方


■よくあるご質問

Q.防災安全合わせガラスとは、どんなガラスのことでしょうか?
A.2枚の板ガラスの間に樹脂の中間膜をはさんで圧着したガラスで、合わせガラスとも呼ばれています。災害時に、万一ガラスが割れても中間膜のおかげで破片が飛び散りにくく、ケガなどの二次被害を最小限に抑えることができます。


Q.防災安全合わせガラスは、学校に必要といわれているのはなぜでしょうか?
A.学校には子供たちの学習・生活の場として、災害時の避難場所・コミュニテイの拠点として安全・安心が求められています。


Q.学校での交換を検討したいのですが、主にどのような場所で使用するのが良いのでしょうか?
A.教室なども含めて防災安全合わせガラスを構成材料としたエコガラスをお薦めしますが、とりわけ災害時に避難所として使用される体育館へのご採用を優先的にご検討お願いします。

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■防災安全合わせガラスの寄贈募集について

<機能ガラス普及推進協議会が「防災安全ガラス」を奈良県生駒市真弓小学校体育館に寄贈しました>

機能ガラス普及推進協議会が、生駒市の真弓小学校に「防災安全ガラス」を寄贈、2017年8月に体育館で156枚設置が完了しました。前年の熊本地震では、ガラスの破損で小中学校の体育館などが避難場所として使えなかったことを教訓に、今後は避難所の確保も重要になっていく為、割れても飛散しにくい「防災安全ガラス」の普及、PRを進めています。また同年11月、生駒市役所にて寄贈式も行われ、小柴市長から感謝状を頂きました。その後、真弓小学校で生徒84名を集めてガラスの出張授業を行いました、ガラスの歴史や種類の説明から、ガラス破壊のデモンストレーションなどを行い、生徒さんも興味深く「防災安全ガラス」の有効性を確認していました。

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