一般合わせガラス(一般グレード)

一般グレード

2枚の板ガラスの間に合成樹脂の中間膜を挟み、熱と圧力で圧着したガラスで、中間膜の厚さが30mil未満の合わせガラスです。万が一割れても破片が飛び散りにくく、ガラスによるケガのリスクを抑えます。さらに、防犯性や防災性を高めたい場合は、中間膜を厚くした上位グレードを選ぶことができます。

一般合わせガラス
呼称 中間膜の厚み グレード 認定制度
防災防犯ガラス 60mil以上 防災防犯グレード BL-bs認定取得
防犯ガラス 30mil以上 防犯グレード CP認定取得
一般合わせガラス 30mil未満 一般合わせグレード  
防災防犯ガラス
中間膜の厚み
60mil以上
グレード
防災防犯グレード
認定制度
BL-bs認定取得
防犯ガラス
中間膜の厚み
30mil以上
グレード
防犯グレード
認定制度
CP認定取得
一般合わせガラス
中間膜の厚み
30mil未満
グレード
一般合わせグレード
認定制度
 
ガラス破片によるケガを防ぐ

ガラス破片によるケガを防ぐ

板ガラスは、破片が大きく鋭利であるため、大きなケガにつながる恐れがあります。合わせガラスは、ガラスが中間膜に圧着されているので万一割れても破片が飛び散らず、地震や人体衝突の際にガラスの破片によるケガを防ぐことができます。

大地震によるガラス等の被害 大地震によるガラス等の被害

実際に起きたガラス破損の被害

2016年4月に発生した熊本地震では、最大震度7を観測。
本来は避難所となる益城町大型展示ホールは、 前震で自宅住戸が損壊した被災者が避難していたが、 本震でホール棟の窓ガラスが破損して落下、 またメインエントランスの風除室に使用されていたガラスも破損し、 出入り口として使えない状態でした。
その他、 建物自体も大きな被害を受けたため、 避難者が建物内に入れないため、 屋外駐車場に停めた車や、 テントを張っての避難生活を余儀なくされていました。

  • エントランスの風除室。 ガラス被害大きい...

  • 出入り口上部のガラス破損して、 ぶら下がったままになっている...

ガラスの種類別性能比較

ガラス
種類
一般合わせガラス(中間膜30mil以上):中間膜(30mil以上) 強化ガラス Low-E複層ガラス:Low-Eガラス 網入りガラス 板ガラス
防犯性 △ × × × ×
衝突物に
よる
貫通防止
× × × × ×
破片の
飛散
脱落防止
◎ × × △ ×
人体
衝突時の
安全性
◎ ◯ × × ×
断熱性能 × × ◎ × ×
板硝子
協会
ロゴ
マーク
一般グレード エコガラス
CP
認定
取得
BL-bs
認定取得