一般合わせガラス(一般グレード)
2枚の板ガラスの間に合成樹脂の中間膜を挟み、熱と圧力で圧着したガラスで、中間膜の厚さが30mil未満の合わせガラスです。万が一割れても破片が飛び散りにくく、ガラスによるケガのリスクを抑えます。さらに、防犯性や防災性を高めたい場合は、中間膜を厚くした上位グレードを選ぶことができます。
| 呼称 | 中間膜の厚み | グレード | 認定制度 |
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| 60mil以上 | |||
| 30mil以上 | |||
| 30mil未満 |
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割れても
破片がほとんど飛散しない飛散率とは、ガラスを強制的に破壊して、全体の何%が破片として飛散したかを重量比で表したものです。一般のガラスは約50〜60%が破片として飛散してしまうのに対して、「一般合わせガラス」の飛散率は約1%です。
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紫外線を
ほぼ100%カット「一般合わせガラス」は、中間膜によって太陽光に含まれる紫外線を99%以上カットし、家具や壁面などの色あせを抑えます。
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中間膜を増やして
「防災防犯ガラス」にグレードアップ合わせガラスは、ガラスに挟まれたフィルムが厚いほど、耐貫通性能が高まります。
中間膜を30mil以上にすると「防犯ガラス」、60mil以上にすると「防災防犯ガラス」にグレードアップ。
一般合わせガラスの機能に防犯や防災の機能を追加することができます。
ガラス破片によるケガを防ぐ
板ガラスは、破片が大きく鋭利であるため、大きなケガにつながる恐れがあります。合わせガラスは、ガラスが中間膜に圧着されているので万一割れても破片が飛び散らず、地震や人体衝突の際にガラスの破片によるケガを防ぐことができます。
実際に起きたガラス破損の被害
2016年4月に発生した熊本地震では、最大震度7を観測。
本来は避難所となる益城町大型展示ホールは、 前震で自宅住戸が損壊した被災者が避難していたが、 本震でホール棟の窓ガラスが破損して落下、 またメインエントランスの風除室に使用されていたガラスも破損し、 出入り口として使えない状態でした。
その他、 建物自体も大きな被害を受けたため、 避難者が建物内に入れないため、 屋外駐車場に停めた車や、 テントを張っての避難生活を余儀なくされていました。
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エントランスの風除室。 ガラスの被害が大きい...
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出入り口上部のガラスが破損して、 ぶら下がったままになっている...
ガラスの種類別性能比較
| ガラス 種類 |
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| 防犯性 | |||||
| 衝突物に よる 貫通防止 |
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| 破片の 飛散 脱落防止 |
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| 人体 衝突時の 安全性 |
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| 断熱性能 | |||||
| 板硝子 協会 ロゴ マーク |
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| CP 認定 取得 |
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| BL-bs 認定取得 |







